多宝塔
三田市近郊及び丹波・有馬地区で唯一の二重の仏塔であります。当寺のシンボルでありますこの塔は、高さ20メートル、文化9年の再建立で本尊は釈迦牟尼如来と一願成就仏を安置しています。雄大な羽束山を目前に多宝塔より望む眼下の景色は、あたかも一幅の古画を見るようであります。
   
新四国八十八ケ所霊場
その昔、塔を中心に四国八十八ケ所ご本尊の石仏が点々と居並び、村人の心の寄り所となっていました。当時、本四国に巡礼をするには、交通機関も悪く海を渡っての命がけの旅でありました。そのために、摂津の国に唯一、当蓮花寺に新四国八十八ケ所が作られたのです。時代が変わり、廃仏棄釈のあおりにより石仏の首はとばされ政治の犠牲となって谷間のあちこちに散らばっていました。多くの寺々も廃寺同然となっていました。百年以上放置されていた石仏を一ヶ所に集めておまつり致しました。
   
鐘楼堂
当山より響く鐘の音は、十方に広がり、邪念を戒め、菩提心を祈請し、十万有縁の人々の浄心に対し報恩感謝の誠を奉げ、鳴り響いております。
   
水子地蔵
日の目を見ずして闇から闇へと葬られ、極楽浄土へ行くことができず迷われ、救いを求めている水子の霊・幼没の霊をお救いする子供の本尊、霊験あらたかな慈愛深い幼没地蔵尊をおまつり致しております。
   
弥陀三尊種子板碑・石造五輪塔
弥陀三尊種子板碑
石造五輪塔
   
露座阿弥陀如来
阿弥陀如来様は西方極楽浄土の教主でいらっしゃいます。そして生ある者全てをお救いくださる仏様です。
本堂にいらっしゃる御本尊六指阿弥陀如来様とともに皆様をお守りくださっています。
   
十三仏堂
大日如来を中心に十三仏を安置しております。
十三仏信仰は、死者の弔いとその冥福を祈りつつ、現世に生きる人々が人間としての勤めと心得へ追善供養として、十三回の中陰及び年回法要に際して、これら十三身の諸尊をそれぞれの守御本尊として信仰を集めております。
また、自らの生前に予め功徳を積み、やすらかなる浄土への往生を願いながら、十三仏尊に諸々の願いを託せる修業道場であります。
お位牌のお預かり、永代供養を承っております。詳細はお問い合わせください。
   
松口月城詩碑
松口月城翁は明治20年(1887年)福岡県那珂川町に生まれ、昭和56年(1981年)94歳で逝去されました。
医師として活躍する傍ら、漢詩、書道、南画などに才能を発揮し特に吟詠漢詩家としては我が国の至宝であり、生涯で一万数千首にも及ぶ漢詩を作り多くの人々に感銘を与えました。
当山にも漢詩「塞翁が馬」の書を納められ、その書を碑といたしました。
   
本堂
御本尊阿弥陀如来をお祀りする当山の中心です。元々は庫裏(住職の住居)であった建物の背面に、かつて山上にあった本堂の内陣のみを移築、合体させて今に至っています。法要に使用する広間には、極彩色の花鳥画の格天井を有します。
   
山門
豊臣秀頼公の信仰篤く、山門も豊臣家の寄進によるものと伝えられています。 県重要文化財に指定され草葦の屋根が素朴な特徴を誇り両脇の金剛力士像は運慶の作と伝えられています。
   
修行大師像
お大師様は高野山を開く前、日本各地を済世利人のため巡錫行脚されました。お生まれ故郷である四国を巡られその遺跡が現在、四国八十八ケ所霊場となっております。
若き日の御修行時代のお大師様の像を建立、お祀りしました。
私たちの日常をお大師様がいつもそばでお守りくださっています(同行二人)。そのお姿を表しています。
   
六地蔵
地蔵菩薩は私達に親しみ深く身近に立ってお救い下さる仏さまです。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の六道輪廻の世界を担当してくださる六対地蔵尊をお祀りしています。
   
観世音菩薩・納骨堂
あらゆる厄難を救い、求めるものを与え、種々に身をかえて人々を救う観世音菩薩(総丈15メートル)。 蓮花寺霊園のメインシンボルとして昭和63年1月完成。また堂内は納骨堂として釈迦如来像を安置し、様々な形で遺骨をお預かりいたしております。
   
   
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