■十三仏

 真言宗では金剛、胎蔵の両曼荼羅に描かれている仏さまや、薬師如来さま、弘法大師さまを信仰しています。これは弘法大師さまは自ら仏になられて、この世の悩める人や苦しむ人を同行二人の御誓願を持って救ってくださると言う教えから生まれました。真言宗の特徴です。この十三仏は、亡者の初七日より三十三回忌に配置され、亡者の成仏を助けるとも言われています。
 



千手観音菩薩 ねずみ年 生まれのお守本尊

千本の手とその手に目をもつ観世音菩薩で、千とは方便が無量あると意味します。延命、減罪、除病を祈り、さしのばされた手は、永遠の幸福をさずけることのなるでしょう。

虚空蔵菩薩 うし・とら年 生まれのお守本尊
虚空が無辺の功徳を包み入れるように、限りない知恵と慈悲とをそなえた大菩薩さまで、人々に福徳円満をさずけます。

文殊菩薩 うさぎ年 生まれのお守本尊
「文殊の知恵」といわれますように、知恵と戒律をつかさどる菩薩さまです。我々の日常生活に普遍の知恵と悟りをみちびくことでしょう。

普賢菩薩 たつ・み年 生まれのお守本尊
釈迦三尊に文殊菩薩と共に、左右にお並びになりますこの仏さまは、一名遍吉菩薩とも言われます。知恵と慈悲の徳によって永遠の幸福な人生を得ることでしょう。

勢至菩薩 うま年 生まれのお守本尊
阿弥陀様の脇に観世音菩薩さまとお並びになり、知恵第一の菩薩さまと称されています。合掌されたお姿からは、一切の苦難を離れ安楽ならしめるでしょう。

大日如来 ひつじ・さる年 生まれのお守本尊
宇宙すなわち昼夜の別なる日の神の力よりも、もっとはるかに上回る知恵と慈の光明をもって、すべての現象の根源とされる仏さまです。全世界の平和と繁栄をつかさどる仏様といっても過言ではないでしょう。。

不動明 とり年 生まれのお守本尊
慧刀、羅索を保持し人目にして、威怒身で猛炎の中岩盤に立っているお姿は、御仏の守護であると申せましょう。不動の明王は、私達の煩悩を除き一切の災いを打ち砕いてくれます。

阿弥陀如 いぬ・いのしし年 生まれのお守本尊
「諸仏の中に於て、光明尊第一にしてこの光あう者をして、一切の苦から免れしめる(無量寿経)」にありますように、無限の慈悲と永遠の存在と徳を与えられます。

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